お酒と楽しむ燻製料理

燻製器はキャンプ中のおつまみを充実させるためにも持っておきたいアウトドア調理器具の1つ。

煙で燻して独特な香りや風味を加えるだけで、チーズやゆで卵、ナッツ、肉、魚など、いつもの食材から旨味を引き出し、味わい深いおつまみへと昇華してくれます。

もともと燻製は冷蔵技術がなかった時代に食材を長期保存するための知恵として発展。現在は保存目的だけでなく、香りや旨味を楽しむ調理法として世界中で親しまれています。

燻製って煙がすごく出るイメージがあるため、自宅では敬遠しがち。外だと煙も気にならないのでキャンプの時にやる方が多く、キャンプ料理として定着しました。

一般的なのは炭火やガスバーナーで加熱する箱型や筒型のスモーカーと呼ばれる燻製器。段ボール製の使い捨てもあるので、試しにやりたいという方にオススメです。

コンパクトなステンレス製の鍋型スモーカーも人気が高く、私が持っているコールマンの燻製器も同タイプ。以外にも煙が少なく、たまに自宅でも使っています。

燻製は温度によって熱燻、温燻、冷燻と呼び方が違います。熱燻は80~120度で10~60分加熱。キャンプでは一番手軽なやり方で、ベーコン、ソーセージ、鶏肉、魚などに適しています。

温燻は30~80度で数時間加熱。冷燻は30度以下で長時間かけてじっくりと仕上げるやり方。生ハムやスモークサーモンなどが作れますが、温度管理が難しい上級者向けの燻製です。

燻製をやる時に欠かせないのが燻製器の底にセットするチップ。木材によって香りが大きく異なり、自分の好み、食材に適したものを選ぶ事になります。

サクラは香りが強く、肉や魚によく合う定番のチップ。コクのある香りが特徴のヒッコリーはベーコンやスペアリブなどと合わせるのが定番です。

リンゴは甘く優しい香りがして、チーズや鶏肉との相性が抜群。ナラはあまり癖がなく、幅広い食材に使える万能タイプ。初心者はサクラやナラを選ぶのが無難だと思います。

上手に燻製を仕上げるポイントは温度管理。温度を上げすぎてしまうと、食材が焦げたりチップが燃えたりして苦みが出てしまいます。

私も最初は火力を強くし過ぎて大失敗しましたが、この経験のおかげで火力の加減を学ぶ事ができました。煙がゆっくりと出続ける程度の火力を維持し、じっくり燻す事がおいしい燻製を作るコツになります。

食材にひと手間加えるだけで、いつもの食材を特別なキャンプ料理に変えてくれる燻製器。食材とチップの組み合わせ、加熱する時間を変えると仕上がりに変化があり、いろいろ試してお気に入りの味を見つけるのも燻製の醍醐味の1つ。ぜひ皆さんも自分だけの燻製料理を探してみて下さい。

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